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ISO10002の定義 「苦情とは、製品・サービス、または苦情対応プロセスそのものに関して、組織に対して表明された不満を意味するものであり、直接的、間接的を問わず、その対応または解決が求められる。」 |
いわば、組織としての対応について求められていることになります。また法令や消費者保護の観点では、2000年に施行された「消費者基本法」で消費者の権利として8つの権利が定められています。 |
以下の消費者保護の観点と、インタネットの普及によるグローバルな電子商取引が行なわれることにより、国民性や習慣、国境や法律を超えた考え方が必要となってきました。 |
米ケネディ大統領は以下の消費者4つの権利を提唱しました。 |
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1)安全である権利 |
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2)知らされる権利 |
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3)選択できる権利 |
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4)意見を反映させる権利 |
米フォード大統領によって追加されたのが、 |
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5)消費者教育を受ける権利 |
また、1980年に国際消費者機構が追加した、 |
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6)生活の基本的ニーズが保障される権利 |
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7)救済を求める権利 |
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8)健康な環境を求める権利 |
を含め、消費者8つの権利と呼ばれている。 |
これらの背景のもと、1997年ISO理事会で、消費者保護の3つが規格化がされました。 |
1) |
ISO10001:2007(消費者への約束) 品質マネジメント―顧客満足―組織における行動規範のための指針(JIS Q 10001:2010) |
2) |
ISO10002:2004(組織内部の対応) 品質マネジメント―顧客満足―組織における苦情対応のための指針(JIS Q 10002:2005) |
3) |
ISO10003:2007(組織外での対応) 品質マネジメント―顧客満足―組織の外部における紛争解決のための指針(JIS Q 10003:2010) |
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次のページでは、今回のテーマ「苦情対応マネジメント」についてご紹介しましょう。 |
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